田切農産の取り組み

担い手法人

組織活動が支える農業 営農センターを核とした地域複合経営

地区担い手法人 営農センター 地区営農組合
【担い手法人の役割】
「永続する農業」「環境にやさしい農業」「創造する農業」の三つの理念を掲げ、営農組合と協力し2階建て組織として活動を進めています。田切地区の農地集積を進め、作業受託→野菜など導入による多角経営→直売所運営→6次産業化と段階的に活動を推進し、転作作物の栽培受託や、意欲ある農家への作業委託、効率の良い農地利用(団地化、ローテーション)と作業により地域の農家の利益に結び付けてきました。そして、地域の農家が10年後も同じように農業を続けていくために何が必要か考え、サポートできる会社運営を目指しています。
農業関係機関、農業団体、農業者が長期的かつ総合的な農業・農村の活性化方策の企画立案評価を行う機構
地域農業のマネージメント機能に実践機能を組み合わせた営農組織
地区内農地の受託経営組織、機械施設等作業受託組織
営農センター、地区営農組合 担い手法人が連携・協調することで、それぞれの組織の強みを活かした地域複合経営を実現しています。

「自分たちの農地は自分たちで守る」 ㈱田切農産は農地を預かるだけでなく、農家への作業委託や畦畔管理、水管理の委託、草刈グループ作りなど新しい仕事づくりを通して農家の意識づくりを進め、新たな仕組みづくりを提案し、田切地区営農組合を法人化するための手助けをしてきました。

こうした取り組みから、「地域はみんなで守る」という意識が芽生え、新たな仕組みづくりのために田切地区営農組合の法人化に取り組み、(一社)田切の里営農組合が誕生しました。
地区営農組合 担い手法人(ニ階建方式)
【農業生産活動の実践組織】
○水稲機械作業を地区営農組合から受託
○麦・大豆・ソバ等の農地の利用権設定を受け経営
○流動化農地を借り受け水稲・園芸作物等の経営
○経営所得安定対策の認定経営体としての取組み
○農産物の加工・販売等新たなアグリビジネス
○特定農業法人として農地の活用・保全
【地区農業の企画・農地利用調整・推進機能組織】
○農地の管理の一元化(人農地プランの活用と実践)
○農業・農村生活環境の整備と活性化
○農業振興計画、農地利用計画の企画と実践
○地域資源の保全と資質向上のための活動
○機械・施設等の保有、作業の取りまとめ・調整
○農業と農村機能の保全・継承
【農業関係者による組織営農の推進機構】